明里

tsubakichann

2012年11月06日 13:26


突然ですが、時代劇の話。
少し昔にNHKでやっていた、大河ドラマの新撰組の、とあるシーンが忘れれらなくて、何となく紹介。(笑)

幕末の志士、「新撰組」の隊員の中に山南敬介という隊士がいて、まだ新撰組が若い頃に副長であった事もあるくらいの有能な志士。
しかし、色々あって(すごい省略の仕方。笑)山南敬介が脱藩の為、屋敷を夜中に抜け出してしまう。

脱藩の罪というのは重く、文句なしの切腹。

その頃、山南に明里(あけさと)という太夫(花魁?)である恋人がいて、風の噂で、山南が切腹するという話を聞く。

切腹の日の前夜、明里は、山南が幽閉されている屋敷にこっそり忍び込んで戸を叩き、いつか二人で話をした時の、菜の花を山南に差し出す。
まるで、明日死のうとしてるなんて知りもせぬ顔で、笑いかけながら。

     




少しだけ言葉を交わし、最後に明里が
「先生、待ってるからな。」と笑いかける。


心の底から愛した人に、これからいなくなってしまうという恋人に対して、そういう事ができる女性。

そんな、女に私もなりたい。。
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